大和神流 忍体操術 零式
四つん這い立甲トレーニングの注意点とデメリット

立甲に関する基本的事項等については、
大和神流TOP または note:チーターの立甲を活用するために① 参照

四つん這い立甲トレーニングのデメリット・弊害として挙げられる主なものには下記のようなものがあります。

  1. 重力方向・姿勢によるデメリット
    • 腰椎への負担
    • 身体の初期緊張・弛緩状態の違い
  2. 手首の過伸展によるデメリット
    • 運動感覚(特に位置覚・運動覚)の知覚の阻害・減衰
    • 優位神経系による身体の固定化、反射調整制限による力みの発生
    • 生来の上肢・体幹・下肢の高効率連係・高出力・高安定性、DBALの連係作用の解除
  3. 肩甲骨を立たせ易い状態(※ チーター・猫・人の赤子の生来の身体状態と異なる)を利用しているため、四つん這いで立甲できたからといってスポーツ等に即時に活用できない。
    つまり、スポーツ等に活用できる身体状態を別途獲得しなければならず、歯に衣着せずに言えば、その分時間の無駄となる(※ 立甲習得が目的でない場合を除く)。

以上は事実・知識・考える力等を蔑ろにしなければすぐに分かりますので、自身の身体をケガや故障リスクにさらすことのないよう気をつけて下さい。

チーター(他のネコ科動物含む)と人における「違い」を無視することのないよう、しっかりと注意すればよいだけです。

チーターの立甲に係る「ハイパフォーマンスを実現したい」のですから、当然、身体状態は(人に可能な範囲で)チーターに寄せていく必要があります。

以下の「違い」に係る「人の筋・神経活動における注意点」を明確にすることから始めるとよいでしょう。

まずは、チーターから。

チーターの立甲の本質 前肢・体幹の連係に係る身体状態の認識等

上記の状態を生まれたときから一切変えないチーターだから、下記のような状態でもあります。
なお、人も赤子の頃は深指屈筋が常に短縮した状態で回外ができず、これに近い状態にあります。

チーターの立甲の本質 前腕の状態

以上を踏まえて、人の四つん這い立甲トレーニング時の身体状態を考えましょう。
身体構造の違いや、赤子の頃からの手の機能発達後における筋・神経活動による動作の最適化、現在の日常生活動作の筋・神経活動と構造上の注意点などを比較し考えることで、生来の筋・神経活動を再現する方法に簡単に辿り着けることとなります。

もちろん、必要最低限の知識が必要であることは言うまでもありません。

立甲 四つん這い立甲 トレーニング デメリット
肩のゼロポジション
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チーターの立甲
四つん這い立甲トレーニングのデメリット・弊害
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自然呼吸と肩甲骨操作の整合
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